いつも本コラムをご覧いただき誠に有難うございます。
船井総研の川崎です。
先生方は、相続分野に注力する士業事務所の中で、特に注目を集めている
「税理士法人ブライト相続」という事務所様をご存じでしょうか？
大手税理士法人などの競争が厳しい東京において、事務所開業5年で
相続税申告案件554件受任を達成（2022年）と相続分野で急成長を遂げる税理士法人様です。
「税理士法人ブライト相続様」の成果、特徴ですが
・税理士資格者11名 相続税、生前対策に精通したスタッフが集結
・相続案件集客の80%程度が他業種経由の紹介。葬儀社チャネルがメイン導線
・葬儀社チャネルは後発ながら、既存事務所からのスイッチングに成功
・事務所拠点周辺のみの局地戦略でWEBマーケティング。年間100件程度の申告案件を獲得
などが挙げられます。
先日、「税理士法人ブライト相続」共同代表の竹下祐史先生にインタビューをさせていただきました。
特別にその内容を公開させていただきますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
目次
Q、「ブライト相続」開業時の取り組みを教えてください
大手相続専門税理士法人に勤務し、いつかは独立開業したいという想いがありました。
当時勤務先の同僚だった共同代表の天満と偶然退職時期が重なり、もともと希望していた相続専門として事務所設立・開業することになりました。
開業前には船井総研さんにも経営方針・戦略について相談をしていました。
Q、葬儀社経由の相続案件を獲得する上で、それ以外のポイントはありますか？
戸籍収集、金融資産の名義変更など相続手続業務の業務体制があることが強みになりました（行政書士法人ブライト相続が対応）。
葬儀社としては、ニーズ別に異なる士業事務所を紹介するなど面倒なことをしたくなく、ワンストップで対応できる事務所に丸投げしたいと考えています。
弊社は相続手続き、遺産整理業務を積極的に対応したいと思っているメンバーが複数いることから相続手続きから税申告までワンストップで対応できることが葬儀社の信頼獲得できた要因ではないかと考えています。
Q、マネジメント面ですが、開業5年で税理士資格者11名の採用に成功されています。要因は何でしょうか？
税理士は相続専門事務所の経験者が合流するケースもございます。
実務経験を積み力を付けた後、より自身の裁量で仕事をしたいという方、成果に連動した給与を求める意欲の高い人材が集まっています。
当事務所の評価基準の設定方法は、メンバー一人ひとりが自分で年収を決めることを行い、そこから逆算して対応する件数を算出し、達成するためのプロセスはメンバー自身が決めるようにしています。
業務内容（営業顧客対応、書類作成）や勤務時間、勤務方法（リモートなど）も自身で決めます。
チャットツールで盛んにコミュニケーションはとっていますが、全社員がリアルに集まる機会は殆どなく、年に数回のイベントのみしかありません。
この評価基準は税理士業界の前例ではなく、あるシステム会社の評価制度を参考に構築しました。
結果としては、自律して目標設定、及び管理ができる優秀なメンバーが集まり、結果を出せているので、この形でどこまでいけるか分かりませんが、伸ばせるだけ伸ばしたいと考えています。
私たち事務所代表は、資格者やその他のメンバーが納得感を持って働きやすい環境整備を行い続けることが大事な仕事だと認識しています。
意欲が高く成果を出せるメンバーが集まり、輝ける事務所創りを目指しています。
Q、今後の事務所方針、目指す目標があれば教えてください。
おかげさまで開業以来、年々ご依頼いただける数は増えています。
相続税を巡る競争は激しくなっていますが、まだまだ全国の総申告件数に対して大手相続専門税理士法人のシェアは少ないと考えております。
さらに伸びる相続市場において、今後も「顧客ファースト」の精神でメンバー一同頑張った結果、事務所も成長できればと考えています。
