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  • 相続分野トップ事務所「税理士法人チェスター」 経営者の仕事術とは

税理士法人チェスターと言えば、相続分野に取り組む士業事務所経営者はご存じかと思いますが、

・2008年創業、15年目
・相続税申告受任件数(2021年):1724件(昨対比112%)
・従業員数263名(うち税理士55名、 その他資格者54名、正社員250名)
・全国12拠点、主要都市で運営

と相続税申告業務に特化し、受任実績は事務所創業から15年程度で全国トップ3に入るなど急成長を果たしている税理士法人です。 2022年度は相続税申告受任目標2000件を目指されており、その勢いは続いています。

「税理士法人チェスター」は公認会計士 税理士の荒巻善宏氏と福留正明氏が創業され、共同代表を務めていらっしゃいますが、今回は荒巻代表にお話をお伺いすることができたので、その内容を少しご紹介したいと思います。

目次

創業期|従業員数~30名(2008~2012年)【一点突破商品×安定集客導線】

現在でこそ相続分野におけるトップ事務所に成長した「税理士法人チェスター」も荒巻先生、福留先生の2人からスタートし、創業当初は相続税中心で行くことを決めた「事務所戦略立案」とホームページを中心とした「集客導線創り」に注力をされていたようです。
創業当初はまだ相続分野に注力する事務所も少なく、ホームページにおける集客も好調で案件獲得には特に困らない状態で、受任した案件の売り上げを販促活動に投資し続けることでさらに集客導線は強くなり続けました。

しかしながら、一方で業務処理においても代表二人がフル稼働しており、実務、営業活動(提案・受任)、集客導線創りの全てに対応していたようで、採用しても任せられる人材が少なくマネジメント面は苦戦したようです。
集客ができても業務処理が追いつかない、採用した人材が定着せず退職することが続く。 多くの経営者が経験している内容を同じように経験されています。

成長期|従業員数~50名(2013~2015年)【採用&教育への継続的な投資】

継続的な成長、外部セミナーでの講演など事務所ブランディングが奏功し、業界内での事務所認知度が高まったことで採用活動も徐々に好転し、優秀な人材、税理士資格者が集まり始めることで体制が整ってきたのがこのタイミングでした。
ホームページでの集客は引き続き好調で、Web 経由以外にも士業事務所向けサービスを本格的に開始し、士業事務所からの紹介案件を増加させることができたことで、事務所の成長にさらに勢いが付くことになります。
初めて東京以外の支店を大阪に出し、複数拠点で展開することになったのもこのタイミングでした。

一方で、組織化は依然として苦戦し、生産性向上やスタッフの定着率向上などマネジメント面には頭を悩ませ続けたようです。発生する事務所課題のほとんどが「人」に関する問題だった様です。

相続分野に取り組む士業事務所の経営者が直面する「売上1.5億円の壁」

私たちがお付き合いいただいている相続分野に注力する士業事務所の殆どが「成長」と「停滞」を繰り返しながら事務所規模を拡大するものの、「相続分野売上1~1.5億」で長期間停滞している状況をこれまで多く見てきました。

・経営者が忙しすぎて、これ以上案件を増やせない
・既存の事業で更に売上を増やすイメージが湧かない
・本業はこのままで、もう一つ基盤となる新事業を立ち上げて収益の柱を2本にすべき?

この段階における事務所経営者の良くある悩みがこれらですが、現状からさらに成長させ相続分野売上3億、5億、10億を目指していくに当たって一番のボトルネックになるのは「経営者のこれまでの成功体験」となることが実は非常に多いのです。
売上1.5億までは「超優秀な個人事業主」であれば達成できる成果ですが、さらにそれ以上を目指すとなると不可欠になるのが、「【ビジネスモデル】という設計図」を持つことだと言われています。

事務所のフェーズによって「経営者の仕事」は大きく変わる

前述の通りご紹介した「税理士法人チェスター」も荒巻代表、福留代表が注力されてきた事は事務所の段階に応じて「商品構築&集客」から「人材採用&教育」へと大きく変わっています。さらに、現在では「強い事務所理念創りと連動した管理&評価」になっているようです。

どの事務所においても「成長」と「停滞」を繰り返しながら成長されていますが、いかに「停滞」の期間を短くし、「成長」させられるかがポイントですが、その為には「今後直面する課題を事前に把握し、準備、対処しておくこと」が大切になってきます。
士業事務所に関わらず、いくつかの事業を立ち上げている経営者が、2社目以降の会社を早く成長させることに成功している理由は、上記のようなことを理解し、対応しているからです。

特別講演:「相続分野の急成長を実現する【税理士法人チェスター】の取組み」

そこで、相続分野のこれまで以上の成長をめざす士業事務所経営者の先生方向けに、
税理士法人チェスター代表社員 荒巻 善宏 氏に特別講演「相続分野の急成長を実現する【税理士法人チェスター】の取組み」 と題してご講演をいただけることになりました。

相続・財産管理研究会(司法書士、行政書士向け)、会計事務所相続研究会(会計事務所向け)の会員事務所様に対しての内容になりますが、以下の機会において会員以外の先生方にもご聴講いただくことができますので、ご興味のある経営者様は「6月度研究会説明会」にご参加ください。

「6月度研究会説明会」開催概要

会計、税理士事務所経営者様向け「会計事務所相続研究会 6月度研究会説明会」
・開催日時:2022年6月24日(金)14:00~17:00
・参加条件:会計事務所事務所経営者、及び決裁権者の方
・参加費用:無料
・お申込み方法:https://sozoku-samurai271.funaisoken.co.jp/study-2/page-zeirishi

司法書士、行政書士事務所経営者様向け「相続・財産管理研究会 6月度研究会説明会」
・開催日時:2022年6月22日(水)15:00~18:00
・参加条件:司法書士事務所、行政書士事務所経営者、及び決裁権者の方
・参加費用:無料
・お申込み方法:https://sozoku-samurai271.funaisoken.co.jp/study-2/scrivener

注意事項
※本研究会への入会を検討いただける方のみ限定
※研究会参加前に、事前説明の機会を頂きます(30分程度)

説明会の詳細・申込はこちらから

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この記事を書いたコンサルタント

船井総合研究所 相続グループ

船井総合研究所の士業支援部・相続信託ビジネスグループです。
相続・財産管理業務に注力する会計事務所、法律事務所、司法書士事務所、行政書士事務所の相続周辺業務を中心に経営を考えます。