この記事では、サイトに掲載する「解決事例」を作成するためのポイントについてまとめております。
①相談者の状況、背景の記載
②事務所のサービス、司法書士の対応の記載
③結果の記載
④専門家からのアドバイスの記載
⑤実際のお客様からの声
⑥イラストもしくは動画を掲載し、事例をイメージしやすくする
相続分野は、司法書士の他に、弁護士、税理士、行政書士と
士業プレーヤーが多く存在する激戦分野です。
そのため、HPも「見てもらうHP」から「選んでもらうHP」に変える必要があります。
「選んでもらうHP」に変えていくには、やはり”解決事例”の充実が必要不可欠です。
実際にサイト内の閲覧ページランキングのデータでも、
上位に何ページも解決事例が入っていることも珍しくありません。
そこで、解決事例を作成する上でのポイントを説明いたします。
ポイントは6つです。
(1)相談者の状況、背景の記載
依頼者がどのような悩みを抱えてご相談に来られたのか?
相続人は何人いるのか?
相続財産にはどのようなものがあるのか?
上記のような内容を書くことで、実際にこのページを閲覧しているお客様に、
自身に起こっている状況と似た状況の方が依頼に来ているのだ、
ということを訴求することがポイントです。
(2)事務所のサービス、司法書士の対応の記載
依頼者の状況を踏まえて、提案、サービス内容を書きます。
「結局何をしてもらっているかが、わかりにくい」といった部分を
わかりやすく説明することが大切です。
(3)結果の記載
過払いのように「○○万円の返金ができました!」と記載するのは難しいですが、
「無事に遺産分割協議をすることができました」「借金を相続せずに済みました」と、
専門家に相談したことによって、無事に問題が解決されたということが分かるような結果を
書くことを意識していただきたいです。
(4)専門家からのアドバイスの記載
例えば、”不動産の名義が三代前の先祖の名義のまま放置されていたケース”であれば、
下記のような記載をすることで依頼を頂くことが出来ます。
「相続による預貯金や不動産の名義変更手続きには具体的な期限はないため、
必ずしも急いで行う必要はありません。ただし、あまりにも長く放置してしまうと、
相続人が死亡し、またその相続人、そのまた次の相続人など、
どんどん法定相続人の人数が増えてしまいます。
そうなると、自分では知らない人に、実印で書類に捺印してもらわなくてはいけなかったり、
印鑑証明書をとってもらったりすることをお願いしなければなるため、
相当なストレスを抱えることになってしまいます。
そのため、亡くなられた方の名義のままになっている不動産や預貯金は、
早めに名義変更することをお勧めします。」
(5)実際のお客様からの声
解決した事例のお客様から実際にいただいたお客様を掲載することで反響率は高まります。
実際に解決した結果、お客様はどう思ったのか、依頼して良かったのかどうか、
対応はどうだったのか、生の声が記載されているため、非常に効果的です。
(6)イラストもしくは動画を掲載し、事例をイメージしやすくする
どういった家系なのか、どのように財産が移動したのか、誰が相続人なのかが
分かるイラストや動画を掲載することで、
お客様にその事例を一目見ただけでイメージさせることができるため、
できればイラストの掲載も行っていきたいです。
豊富な解決事例があることで、お客様それぞれのニーズを事務所が
解決できるイメージを膨らませることが出来ます。
その結果、お客様が具体的にどのように進めれば良いかイメージしやすく、
問い合わせ率向上に繋がります。
ですから、解決事例を掲載する際には、上記6つのポイントを意識して、
数多くHPに掲載していただくことをお勧めいたします。