皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所の清水です。

今回のコラムでは、「生成AIモデルの種類と使い分け」についてお伝えいたします。
① 生成AIモデルには何がある?
② モデルごとの得意分野と使い分け
③ 士業分野ではどう生かす?

目次

生成AIモデルには何がある?

現在進行形で進化を続けている生成AI。今では数多くのモデルが発表されています。

手始めにChatGPTを使ってみたけれど、他にどんなAIがあるか、どんな違いがあるかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、生成AIモデルには何があり、何を得意としているのかをお伝えします(2025年4月現在)。

現在主流となっている生成AIモデルは以下の通りです。

1. ChatGPT
2. Claude
3. Gemini
4. Llama

モデルごとの得意分野と使い分け

それでは、モデルによってどのような違いがあるのでしょうか?

1. ChatGPT
<概要>
OpenAI社から提供されているAIモデルで、いわずと知れた生成AIの代表格です。ほとんどの方が一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

<得意分野>
WEB検索機能を備えているため、普段のちょっとした質問をするのに最適です。また、複雑な思考が求められるタスクにも適しています。

2. Claude
<概要>
Anthropic社が提供している生成AIモデルで、最も特徴的なのは「Artifact」という機能です。

<得意分野>
生成AIが作成したコードを視覚化させることができるため、図解やデザインコンテンツの作成に最適です。また、日本語の文章生成にも優れています。

3. Gemini
<概要>
Google社が提供している生成AIモデルです。以前は「Bard」という名称でしたが、「Gemini」に名称変更され、性能も大きく上昇しました。

<得意分野>
最新のGemini 2.5 Proはコーディング性能に非常に優れており、表計算ツールなどを用いた業務効率化に最適です。また、Googleの提供する各種ツールと統合されているため、Googleドキュメントやスプレッドシートなどの画面上でAIを使用することも可能です。

4. Llama
<概要>
Meta社が開発した生成AIモデルですが、聞いたことのない方がほとんどではないでしょうか。
上記の3モデルとは異なり、自分のPC上で駆動するのが特徴です。

<得意分野>
オフラインで完結するため、入力する情報が外部に漏れることがありません。
そのため、外部に流出させたくない情報を用いたタスクに最適です。

士業分野ではどう生かす?

前章では、それぞれのモデルの特徴、得意分野について解説しました。

それでは士業事務所ではどのような使い分けを行うべきでしょうか?

・ちょっとした調べものや質問をしたい ⇒ ChatGPT
全モデルの中で最も汎用性が高いため、日常的な質問はChatGPTにお任せするのがおすすめです。

・コラムや解決事例をはじめとしたライティングを任せたい ⇒ Claude
自然な日本語を出力することができるClaudeをうまく活用しましょう。

・案件管理や議事録などの処理を効率化したい ⇒ Gemini
案件管理や議事録にGoogleのツールを使用している方は、Geminiを使用して効率化が可能です。

・セキュリティリスクをできるだけ抑えたい ⇒ Llama
重要な情報の入力など、できるだけ流出リスクを抑えたい方はLlamaを活用しましょう。
しかし、使用には一定のPC性能と知識が求められるため注意が必要です。

今回のコラムでは、「生成AIモデルの種類と使い分け」についてお伝えしました。

モデルによって得意分野が異なるため、タスクに適したものを使い、効率化を進めていきましょう。

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この記事を書いたコンサルタント

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