この記事では相続・遺言業務研究会の2月例会より調査講座についてご紹介させていただきます。
①大手事務所様はリスティングよりもSEO対策に注力していることでした。
②ユーザーファーストの徹底ぶり
2月20日に相続・遺言業務研究会の2月例会を開催しました。
当日は紹介ルート構築・コミュニティづくりにメインテーマを設定した、充実度の高い例会になりました!
※会員の皆様はぜひ配信されている動画をご覧ください!
当日のトピック
①これからの法律事務所はどうなる?
②ゲスト講座:コミュニティづくりのポイント
③法律事務所での事例・ノウハウ紹介
④大手法律事務所のWEBマーケティング調査講座
⑤最新事例講座
⑥テーマ型情報交換会
本コラムでは調査講座についてご紹介させていただきます!
大手法律事務所のWEBマーケティング調査講座
当日は2つの大手事務所の相続サイト・LPなどを調査し、発表させていただきました。
※事務所名は伏せさせていただきます。
この調査から特にお伝えしたいことが2つあります。
目次
①大手事務所様はリスティングよりもSEO対策に注力していることでした。
この結果については船井総研としても意外ではなく、現状に則した戦略だと感じています。
というのも、船井総研でも個別のご支援をさせていただいていると、近年リスティング広告の単価高騰により、
3年・5年・10年前と比較し、圧倒的に広告の費用対効果が悪化していると感じています。
昨年最も多く立ち上げられた専門サイトは相続サイトとも言われており、競合が確実に増加していることを表していると思います。
大手事務所がSEO対策のために実施していること
調査を進めるなかで分かったのは、大手事務所はSEO対策を基本に忠実に対応されていることです。
1キーワード(1か2キーワード)1ページを守り、タイトルやディスクリプションの設定、情報量の豊富さなど、コンテンツマーケティングのお手本のようなページ構成でした。
恐らく事務所内部にライターの方がいらっしゃるのだと思いますが、徹底してサイトの更新・管理をやりきられており、素晴らしいものでした。
やはりSEO対策は原理原則を守ること、継続することが重要であることを改めて感じました。
昨年12月にはグーグルのアルゴリズムのコアアップデートもありましたが、その後順位が上がっている事務所は、確かに専門サイトのコンテンツ作りに注力されている事務所様でした。
サイト立ち上げ丸2年ほどで、月間のセッションが3,000を超える事務所様も出てきています。
これからの相続のWEBマーケティングは今まで以上にサイトのコンテンツ作りが重要になってくると思います。
②ユーザーファーストの徹底ぶり
2つの事務所を調査しましたが、どちらもサイト内の導線設計・見やすさ・情報発信方法がユーザー目線となっており、非常に分かりやすいサイトでした。
PC・スマホ別の文字サイズや行間の設定などは細かい設定ですが、読んでいるユーザーに配慮されているものになっていました。
類似コンテンツの紐づけが丁寧にされており、似ているコンテンツのタグ付けなど、やはりこちらも基本ですが、すべてやり切られており読みやすいサイトでした。
また、自然検索から下層ページに流入した場合もすぐ問い合わせできるようなバナーの設置、PC・スマホのフローティングバナーの設置など、問合せを確実に落とさない細かな設計も当然されていました。
発信されている文章も専門家しかわからない用語は平易な言葉の注釈があるなど、全てユーザーファーストの設計がされていました。
弁護士の先生のホームページでよくある間違いとして、読んでいる人が分からない言葉や言い回しをしてしまうことがあると思います。
しかも「わからない」部分が先生方は分からない状況だと思いますので、一度ご家族や最近入った事務局さんなど、法律知識が多くない方に一度読んでもらってからホームページにアップされるのもいいかと思います。
今回のコラムは大手事務所の調査から分かったことをお伝えさせていただきました。
勉強会の会員ではないけどもっと詳しく知りたいと思った先生は、研究会にご入会いただくと過去の動画が見放題になりますので、これを機にご参加をご検討ください。
この調査講座は2021年は各例会で実施します。
4月例会は法律事務所の「相続分野の料金表」がテーマになります。
▼研究会の詳細・お試し申込はこちら▼
https://sozoku-samurai271.funaisoken.co.jp/study-2/page-bengoshi
皆様のご参加お待ちしております!
【執筆者:鈴木 ゆたか】