この記事では、個人の司法書士事務所が競合の大手事務所にコンペで勝ち、案件を勝ち取った事例について、ご紹介しております。
1. 士業事務所の統合化が進む中、個人で勝てるのか?
2. 「ナビゲーター型コンサルティング」の支援スタイルとは?
3. クライアントに「選ばれる」ポイントとは?

規模でも価格でもない、大手競合とのコンペで個人の司法書士が勝てた理由とは?
クライアントに「選ばれる」ためのポイント!

いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
船井総合研究所の篠原です。

今回は競合の大手事務所に対して、個人の司法書士の先生が案件を勝ち取った事例について、下記3点から事業承継研究会レポートとしてお伝えさせていただきたいと思います。
1. 士業事務所の統合化が進む中、個人で勝てるのか?
2. 「ナビゲーター型コンサルティング」の支援スタイルとは?
3. クライアントに「選ばれる」ポイントとは?

目次

1. 士業事務所の統合化が進む中、個人で勝てるのか?

ここ近年の事務所経営は①総合店舗型(ワンストップ)、②専門特化型に二分化され、士業事務所も統合・再編が進みつつあることを感じております。
それでは大手を相手に個人ではもう勝つことはできないのでしょうか?
いいえ、そうとは言い切れません。

12月の事業承継研究会のゲスト講師である奥村聡先生は大手事務所が相手であっても、クライアント(経営者)の信頼を勝ち取っています。
その理由、つまりクライアントが本当に求めていることをご紹介させていただきます。

2. 「ナビゲーター型コンサルティング」の支援スタイルとは?

奥村聡先生の事業承継の支援スタイルはナビゲーター型コンサルティングです。
しかし、ナビゲーターコンサルティングとは一体・・・・

ナビゲーターコンサルティングの支援スタイルは以下の3つのポイントで表すことができます。
①参謀的・パートナー
②事業承継の着地(目的地)決めとルート作成
③どのような方向性でも伴走

さて、実は上記の3つのポイントの中に奥村先生が競合の大手事務所に勝てた理由があります。
つまり、それが「経営者が本当に求めているもの」になります。
それでは経営者が本当に求めているものとは何だったのでしょうか?

3. クライアントに「選ばれる」ポイントとは?

実は、その答えは「③どのような方向性でも伴走」になります。
事業承継を進めようとする経営者の方は多くの不安を抱えています。
そのような中で親族や従業員への承継、M&A、廃業どの方向に進んだとしても、奥村先生は社長に寄り添い、時には相談役となり、最後まで伴走をします。
多くの不安を持っていることに気づき、一緒に最後まで走る覚悟を伝えている、これこそが奥村先生が大手事務所に勝てた理由です。

クライアントの立場になり、どのような結果になったとしても寄り添うことを伝える、実はこれこそが効率化にシフトしている大手事務所にはできない個人が勝てるポイントです。
つまり、「顧客目線」を徹底したサービス提供をすることが、クライアントに刺さる内容であり、選ばれるポイントなのです。

いかがでしたでしょうか?
今回は「顧客目線」になることにより選ばれるポイントをお伝えさせていただきました。
是非、士業の先生方にはこの事業承継の分野に取り組んでいただければと思います。

さて、次回の2月6日(土)の事業承継研究会のゲスト講師は、司法書士法人グッドブレイン 和出吉央先生にご登壇いただきます。
和出先生はこれまで100件以上の事業承継対策に携わっていらっしゃいます。
しかし、基本として株価対策はしていません。
その理由は多くの事業承継のご経験から、経営者のニーズは「自社株移転の際の税金をいかに少なくするか」ということよりも、もっと他のニーズが高いことが分かったからです。
そのような「顧客目線」のスキーム、そして何が経営者に刺さっているのかを徹底解説していただきます。

<2月事業承継研究会の見どころ>
・次世代以降が苦労しない出口を見据えた事業承継対策
・業務期間約6ヶ月、平均報酬500万円の険会社・税理士・不動産から紹介される「高単価・高効率」の事業承継コンサルティングの商品設計
・株価対策不要の「税金を少なくする」よりも社長のニーズに刺さる「キャッシュイズキング」手法

事業承継研究会は初回お試し無料でご参加いただくことができます。
お申し込みは下記からよろしくお願い致します。
https://sozoku-samurai271.funaisoken.co.jp/study-2/business-succession

是非、皆様のご参加をお待ちしております。
本日も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

【執筆者:篠原 優介】

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この記事を書いたコンサルタント

篠原優介

大学卒業後、製薬企業の営業’(MR)として勤務。平成29年司法書士試験合格、平成30年行政書士試験合格。
その後、士業業界のさらなる発展に貢献したく、株式会社船井総合研究所に中途入社。現在は、士業支援部民事信託チームにて業績アップのご支援を行っている。
今後は社会問題である「事業承継」の解決を行っていく。